賃貸物件を借りる際に不動産屋さんに嘘をつかれた経験はないでしょうか。私はあります。その時は嘘だとわからなくても、後で嘘だったことに気づいたり、嘘だったんじゃないかと疑うようなことはなかったでしょうか。
不動産屋さんは契約をとるために大なり小なり嘘やごまかしの営業トークを使ってくることが多いです。明らかなものは言ってきませんが、確認のしようのなかったり、確認が難しかったりするものなどをよく使います。
今回は賃貸不動産屋さんでよく使われていると思われる3つを紹介します。不動産屋さんに行く前に、どのようなことを言ってくるのかを知っておき、騙されて不利な契約を結んだり、費用を多めに取られたりしないようにしておきましょう。
お問い合わせのお部屋は先ほど埋まってしまいました
SUMOなどのサイトでよさそうなお部屋を不動産屋に問い合わせ、内見の予約をして不動産屋に行ったのに、そこで言われることがあります。いわゆる「おとり物件」というものです。実際に紹介できるお部屋はないのに、お客さんをお店に呼ぶために嘘の広告を出していることがあります。
ただし、「おとり物件」を行っている不動産屋はかなり悪徳業者です。一般の不動産会社はやっていないと考えても大丈夫だと思います。特に名前のよく知られている大きな不動産会社ではないでしょう。
また、いいお部屋だと思って問い合わせた物件は、他の人もいいと思っている可能性が高いです。なので、いざ不動産屋に行ってみても直前で他のお客さんで決まってしまったということはよくあります。個人的には嘘ではない可能性のほうが高いのではないなという印象です。
しかし、営業マンが挙動不審だったり、怪しく思う場合は「どんな人が契約したんですか」や「いつ決まったんですか」などカマをかけてみて、相手の反応を見るとよいと思います。嘘をついていると思った場合は、その不動産屋では仲介してもらわないことをおすすめします。そんな悪徳業者と取引してもいいことは何もないでしょう。
オーナーさんの希望で加入してもらっています
これは私が実際に言われました。賃貸物件を借りる際の初期費用で、消毒費用や入居者サポート費用を抜いてもらおうと交渉したときに言われた言葉です。お部屋を借りる人はオーナーさんとしっかり話せることはあまりまりません。管理会社が入っている物件では、退去するまで一度も話さないと思います。それをいいことに、不動産屋がお客さんにしてもらいたいことをオーナーさんの意向にして強制しているのです。
このように言われた場合は、「オーナーさんに後で確認してもよいですか」と返すのが良いのではないかと思います。営業マンは営業成績は大事ですが、それよりもトラブルを避ける傾向にあるので、お客さんにそのように言われ、トラブルになりそうな場合は、「オーナーさんに交渉してみます」→「交渉してなしでもOKもらいました!」となると思います。
もしオーナーさんと連絡が取れない、管理会社管理の物件の場合は、本社の問い合わせ窓口のようなところに電話なりメールなりして確認するのが良いと思います。大きな会社だと特に有効です。
このお部屋はもうなくなってしまったみたいですね
1つ目と似ていますが、これはネットで探しておいたよさそうなお部屋を、不動産屋で確認してもらっているときに言われます。
不動産屋はお客さんに来店してもらうと、その時にお部屋を決めてもらいたいと思っています。帰らせると上司に怒られることもあります。
なので、その不動産屋で紹介できないお部屋は、もう埋まってしまったことにしてしまうことがあります。正直に話せば、その日は帰ることが決定するからです。帰って別日に他の不動産屋で内見します。そうならないために嘘をついてでも、その日のうちにその場で決めてもらおうとしています。
これは不動産屋ではよく使われていることだと思います。対策としては、内見の合間などに他の不動産会社に連絡をして空いているか調べてもらうのが有効だと思います。
まとめ
今回は賃貸不動産屋さんでよく使われていると思われる3つの営業トークを紹介しました。
賃貸物件を探しに不動産屋に行く際は、不動産屋は基本的に嘘をつくと思って身構えておいたほうが良いでしょう。しかし、不動産屋の全員が全員悪徳というわけではありません。真面目でちゃんとした方もたくさんいらっしゃいます。
ひどい嘘をつく業者や営業マンに簡単に騙されないように、お部屋探しをするときは、自分で調べて考えることを大切にしてください。そして自分に合った良いお部屋に巡り合えることを祈っています。
コメント